あの日から、思えばもう一年も生き延びたようです。
なんだかやたらと死期を感じる数日でした。
今日は、三軒茶屋HEAVEN'S DOORでライブでしたが、
この三人で三茶に立つのは最後となります。
来月、5月12日、新高円寺CLUB LINERのライブを持って、
ベースの佐々木幸喜がLEMONsを離れます。
前身の猫背不眠症から数えると何年なんだろうな、という期間を共にしましたが、
再び別々の道を行くこととなりました。
思えば猫背で一回、一方的にクビになってるのに、よくもまぁまた一緒にやってくれたもんだと思います。
さて、当のLEMONsの今後ですが、やろうと思ってます。
形がどうなるかは、これから考えようかなというところですが。
去年ダディと智が抜けてから、ちょうど一年です。
幸喜も抜けることで、ある意味、僕の中の4月8日は、これで本当に終わりです。
今からすごくアバウトな話をします。
とにかく今日は、やっぱりライブなんてやめればよかったとずっと考えていました。
とにかく、最悪な気分でした。
俺はなんで、生き残って今ここにいるんだろうと。
去年の4月8日以降、本当にただぼーっと、最悪な気分を反芻していた時期を思い出したりしました。
ライブを終えて、その気分は幾分スッキリしましたが、正直まだぼーっとしています。
僕の中で、バンドの意味はもうすっかり変わっていて、数年前の情熱のようなものは
あるのかないのかと言われたら、もうよくわかりません。
やめればと言われれば、なんだかもうやめてもいいような気もしたりしています。
ただ、辞めないだろうなと、思います。
バンドはやりたいからやるもので、やりたくなくなったら辞めるもんだと思っていましたが、なんだかそれだけじゃあない気が、今しています。
いつもライブの最後にやる、5/8という曲があるのですが、
この曲をやるたびに、いつもステージの上で思うのです。
まだやめらんねぇなぁ、と。
それが一体何であるのか、うまいこと言える気がしないのですが、
ただ、この曲が、僕の中で意味を持っているうちは、
LEMONsは辞めたくないなぁと思うのです。
あの4人で、まかりなりにも何かを本気で目指していましたが、
そのLEMONsはもうありません。
そういう意味でも、ああ、いっぺん死んだんだなと思います。
今度こそ、死んだんだなぁと。
なので、僕の中での4月8日は、これでもう本当に最期です。
これから新しいLEMONsが始まります!なんて、言うつもりは更々なく、
ただただ許されるのなら、まだもうちょっとバントやらしてくんないかな、と思います。
あとちょっとが一年なのか十年なのか、死ぬまで続くのか、
それはもう本当に分かりません。
続けることに意味があるとずっと思ってきたけれど、続かない時は続かない!もんです。
その時はその時で、受け入れようかなとも、思っています。
4人だったことも、3人だったことも、2人だったことも、そっからまた3人になったことも、また2人になることも、そのさきも引っ括めて、
LEMONsというバンドが作った曲の意味がある限り、このバンドを続けていこうと思います。
思ってばかりのふわっとした内容でしたが、とりあえず近況報告でした。
この三人での最後のライブは約一ヶ月後です。
素直に、是非お越しください、と思っております。
僕からは以上です。